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やりたい仕事と親の養育態度の関係とは?

親の養育態度によって、やりたいと思う仕事が変わる。

あなたは、こんなことがあると思いますか?

実はこれを研究した人がいるんです。

結果としては、すべての職業群には当てはまらないとなりましたが、
でもユニークな研究ですよね。

今回のコラムでは、この研究について紹介します。

親の養育態度の分類

ロー(Roe,A)は、親の養育態度と職業の関係を研究しました。

ローによると親の養育態度は3つに分類されます。

1.過保護型

親の関心が直接、子供に作用するような養育態度のことです。
過保護や要求過剰などがこれにあたります。

この場合、子供は生理的欲求は満たされますが、
愛情の欲求はそれほど満たされません。

2.拒否型

親が子供に関心を示さない養育態度のことです。
子供の求めることを無視したり、愛情を与えなかったりします。

この場合、子供は生理的欲求も愛情の欲求も満たされません。

3.受容型

親が子供のすることに受容的な態度を示す養育態度のことです。
ただし、子供に関心を払う場合と払わない場合があります。

この場合、子供は生理的欲求も愛情の欲求も満たされます。

3つの養育態度とやりたい仕事の関係

ローによると3つの養育態度と職業選択の関係は次のようになります。

対人志向型の仕事をやりたいと思う人

対人志向型の仕事とは、サービス業や販売業、営業など人と接することが多い仕事のことです。

この仕事をやりたいと思う人は、温かい対人関係を築くことに欲求をもっています。

過保護型もしくは子供に関心を払っている受容型の養育態度の家庭に育つと
対人志向型の仕事をやりたいと思う可能性が高くなります。

非対人志向型の仕事をやりたいと思う人

非対人志向型の仕事とは、研究職や工場のラインなど人と接することが少ない仕事のことです。

この仕事をやりたいと思うのは、対人関係を築くのが苦手な人です。

拒否型もしくは子供に関心を払わない受容型の養育態度の家庭に育つと
非対人志向型の仕事をやりたいと思う可能性が高くなります。

まとめ

ローによると親の養育態度は3つに分類されます。

1.過保護型
2.拒否型
3.受容型

そして、

・対人志向型の仕事をやりたいと思う人は、過保護型もしくは子供に関心を払っている受容型
の養育態度の家庭に育つ可能性が高いです。

・非対人志向型の仕事をやりたいと思う人は、拒否型もしくは子供に関心を払わない受容型
の養育態度の家庭に育つ可能性が高いです。

この研究結果は、すべての職業群に当てはまる訳ではありません。
そのため、親の養育態度を分析することで、やりたい仕事が見つかるとは言えません。

しかし、親の養育態度など子供のときの経験は、その人の価値観の形成に大きな影響を及ぼします。

子供のときの出来事を振り返って、自分の価値観を分析することは、
やりたい仕事を見つけるための有効な手法です。

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